ボタンダウンのメンズシャツは反骨精神

ボタンダウンのメンズシャツは反骨精神

自分はファッションのことには人一倍うるさいんだ、というこだわりのある人がよく着るのがボタンダウンのメンズシャツです。
ボタンダウンとは、ワイシャツのカラー、つまり襟の先端を小さなボタンで留めるデザインのことです。
アメリカの紳士服メーカー、ブルックスブラザーズが開発したといわれています。

 

どんなに地味なスーツに真っ白なメンズシャツを着ていても、襟元を見るとボタンダウンになっていればおしゃれにこだわる人だという印象を持つものです。
また、ファッション全体からみるとこのボタンダウンというデザインは、スポーティな位置づけとなっています。
ですから冠婚葬祭といったフォーマルな装いでは着ないのが普通です。

 

昭和の高度成長期に流行ったアメリカンカジュアルでは、このボタンダウンは定番でした。
ですから、権威に迎合しない反骨精神をそれとなく表わすファッションとしても利用されているのです。
このようにメンズシャツは、着る人のポリシーを表現する道具となることもあるのです。